2016年11月1日火曜日

パーソナル・ヘルス・レコード

こんなサイトを見つけました。
PHRを活用したヘルスケアサービス事例
これは、第2回クラウド時代の医療ICTの在り方に関する懇談会の資料のようです。電子母子健康手帳の開発でよく目にする株式会社エムティーアイが作成した資料です。
T君やKさんの研究の参考になるのではないかと掲載しました。
この株式会社エムティーアイという会社は千葉県の柏市と共同でスマホを使った健康サービスを展開している企業で、私の調べた限り、電子母子健康手帳に関しては一番アクティブに活動し一歩先を行く企業です。
実は私も電子母子健康手帳の開発を行っていて、情報を収集していました。私の印象では数年前(2012~2014年頃)までは盛んに行われていたけれど最近はめっきり情報が少なくなっています。その点、これは昨年(2015年)の資料なので比較的最近の動向を知るにはうってつけです。
また、最近の動向としては、AMED(国立研究開発法人日本医療研究開発機構)が募集した研究事業「パーソナル・ヘルス・レコード(PHR)利活用研究事業」に「妊娠・出産・子育て支援PHRモデルに関する研究」という研究課題があり、1.8億円で前橋工科大学が獲得しています。これは、今年の7月から始まった事業なので今のところ何も情報は出てきていませんが、これから注目していく必要があると思います。
新しい情報としては、総務省が「総務省における医療等分野のICT利活用について」という資料を平成28年10月に出しています。この中でも妊娠・出産・子育て支援について触れています。目新しい概念としてPLR(Personal Life Repository)とか分散PDS(Personal Data Storage)という言葉が躍っていました。どんどん新しい概念が登場します。ついていくようアンテナを張っておかないと・・・。

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