2017年6月28日水曜日

診療支援にAI,2020年度に実用化,厚労省が報告書

2017年6月27日,保険医療分野におけるAI活用推進懇談会が診療支援におけるAIの実用化についてまとめた報告書が厚労省から発表されました。これによれば,
  • 遺伝子を調べて効果的にがん治療などを進めるゲノム医療
  • 皮膚科や眼科で得られる画像を集約した診断支援
  • 問診や検査のデータを蓄積した治療支援
  • ターゲットとなる分子を予測した薬の開発支援
の4分野が比較的早期に実用化できる領域として掲げられています。
報告書の中には
保健医療データの収集に当たっては、AIの開発企業・研究者等だけでなく、AIの活用によって、保健医療の現場にもメリットが還元されるような環境を国が主導して整備することが望ましい。また、診療報酬等の枠組みも活用しつつ、保健医療の現場に過大な負担を負わせることなく、持続的に保健医療データが収集されるような仕組みを構築する必要がある。
といった記述がみられ, 診療報酬によるAI加算も見据えているようです。

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