2017年7月5日水曜日

研究の目的について考えてみる

今回の研究の目的について整理する。
子宮内膜症に関する現状については日本子宮内膜症啓発会議の現況に詳しく書かれている(エンドメトリオーシス学会)。それによれば、有経女性の約9%(約230万人)が子宮内膜症にかかっている(2011年度)。ところが実際に受療しているのは63万人と全患者数の27%に過ぎない。その背景には「月経痛は我慢するのが当たり前」「痛いときは市販の鎮痛剤を使えばよい」「婦人科に行きたくない」といった子宮内膜症の重大性に対する無知がある。しかし、放置しておくと、QOLの低下だけでなく不妊の原因や卵巣がんへの進展も明らかになってきている。
このような背景から、少しでも通院を促進するためにスマホアプリを開発した。

開発するスマホアプリにおいて通院を促進する機能

  • 症状を入力して疾患を予測する機能
  • 最寄りの医療機関を案内する機能(地図・評判)
  • 問診票の内容(飲んでいる薬、予防接種の記録、既往歴など)をスマホに登録して医療機関への受診を促進する機能
  • もっと自分の身体について関心を持ち,自分の身体に気を配るために,月経の周期や体調の異変など,自分の情報を管理する機能






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