2016年12月6日火曜日

メンタルヘルス

インターネットでメンタルチェックサイトを調べてみた。
@メンタルヘルス
無料で自分自身のこころの状態を知るための診断チェック。「メンタルヘルスの悩み相談と無料のメンタルヘルス診断」を謳っている。うつ病,アスペルガー症候群,社会不安障害,サイコパスなど,全部で15の診断ができる。そのほか同じ悩みを持つ話し相手を探すための「話し相手募集」という掲示板や自分の気持ちを自由に呟ける「つぶやき」など,利用者のコミュニケーションを促進する仕掛けがある。
気になるのはどこが運営しているかとビジネスモデル。サイトにはいろいろ広告が出ているので広告収入か?
運営者は株式会社 studio C というところ。事業内容はウェブサイト企画・設計など。精神医療とは無縁っぽい。「どの診断チェックも実際に精神科、心療内科で使用されている信頼性があるものをベースに作成しておりますので、ご自身のこころの状態を確認するためにお役立て下さい」と書いているが出典がないので確認のしようがない。
他にもこのようなサイトがある。
ストレス度診断チェックテスト
「全国約120万人のデータをもとに、あなたのストレス度を判定いたします。ストレスレベルに応じて対処法ページへリンクしています」と書いてあるが・・・。制作しているのは株式会社メンティグループという会社。業務内容は「コンテンツ提供」。「ストレス対応,メンタルヘルス対応」などのコンサルティングや研修なども業務内容に入っている。また,代表者はメンタルヘルス関係の著書もある。「主にマネジメントの観点から、官公庁・企業などでストレス・メンタルヘルス対策、パワハラ対策のコンサルティングや研修・講演などを行ってきた」とあるのでまがい物ではなさそう。少し掘り下げて調べてみる価値はあるかもしれない。
自分で出来るストレスチェック
株式会社フィスメックという会社がやっている。事業内容は「メンタルヘルス事業,医療関連事業」取引先も警視庁など堅実なところが多い。「現在、多くの医療機関や施設で、ストレス状態を把握するためにさまざまなチェックリストが使用されています。このページでは比較的容易に利用できるセルフチェックリストを、順次紹介していきます」とあるがどのようなチェックリストがあるのか知りたいものだ。
うつ病のチェック診断「脳ナビ」
これは辻メンタルクリニックという医療機関がやっているサイト。専門機関だから信用できるだろう。しかし,この診断の出典が記載されていないのは気になる。

こうして見ていくと,設問数と言い,設問内容と言い,似通ってはいるが全く同じではない。それぞれ何を根拠としているのだろうか。また,臨床試験は行っているのだろうか。原典に当たりたい。

これはどうだ?
うつ度チェック 簡易抑うつ症状尺度(QIDS-J) 
これはきちんとした根拠に基づいているようだ。
「簡易抑うつ症状尺度(Quick Inventory of Depressive Symptomatology:QIDS-J)は、16項目の自己記入式の評価尺度で、うつ病の重症度を評価できるほか、アメリカ精神医学会の診断基準DSM-IVの大うつ病性障害(中核的なうつ病)の診断基準に対応しているという特長を持っています。世界的に知られた精神科医John Rush先生によって開発され、世界10カ国以上で使用されています」
うつ病に使われる心理検査。ハミルトンうつ病評価尺度(HAM-D)とは?
こういうのもある。これも「せせらぎメンタルクリニック」という医療機関がやっているので信頼できるだろう。
心理検査
代表的な検査手法が紹介されている。これは役に立ちそう。

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